2種類以上の医療用医薬品が半年以上継続して処方されている患者を対象に、インターネットで3日間のアンケートを実施し、310人から回答が得られ、以下のようなことが分かったとのこと。
飲み忘れを経験した6割の人の内訳は、
・たまに忘れる 177人(57.1%)
・よく忘れる 11人( 3.5%)
・ほとんど忘れる 3人( 1.0%)
忘れた原因は、
・ 外出時に薬を持っていくのを忘れる 75人(41.4%)
・ 薬を使用するタイミングと自分の生活リズムが合わない
75人(39.3%)
と続いた。
この結果から、まず、処方の際に患者の生活スタイルを念頭に置き、患者が無理なく薬を使用できるように負担を減らすことが有効と分析されたそうです。
一方、「飲み忘れがない」と答えた119人に防止策を聞き取ると、
・ 特に工夫していない 57人(47.9%)
・ 薬の置き場所を工夫している
・ かかりつけ医や薬局に相談して、薬を一包化するなどしてまとめているとの回答が目立ったそうです。
最近は、1日に1回だけ飲めばいい薬も多くなり、こういう薬では朝か夜に1回飲めばいいので外出時に持っていく必要がないため、飲み忘れも少なくなったなと私も感じます。
医師に薬を処方してもらうときに、飲む回数のできるだけ少ない薬を選んでもらうようお願いするとか、薬局で分包機で1回ごとにまとめて包装してもらうなど、そういう工夫をするのもいいことだと思います。
(tomo)