第2弾は、私が受講したワークショップほかのご報告です。

先日の報告(1)では、マスリンギングやソロコンサートでの演奏についてあまり触れませんでしたので、ここで少し書いておきます。

 

ファイナルコンサートでのマスリンギングは、各チーム4曲参加しました。

ワークショップで、フェスティバルクワイア(ワークショップの3コマ分すべてを使って1曲を仕上げるグループです)に登録した方は、もう1曲多く演奏することになります。

 

私たちのチームの4曲は以下のとおり。

どの曲も楽しく、素敵な曲でした。

 

【GroupB】

1.Waltz of the Bells ~ベルの輪~  芦田京子作曲・指揮

2.My Father’s World  サンドラ・エイスン編曲、指揮 ジョン・インチュル・リー(韓国)

 

【全リンガー】

3.どじょっこ ふなっこ    岡本敏明作曲/岡本和子編曲、指揮 中村 真

4.さくら 春風 ~パッサ、セレナーデ~   大塚安宏作曲・指揮



さて、私が受講したワークショップのお話をしたいのですが、その前にちょっと、、、、

ホームポジションについて

 

フェスティバルでは、こんなに大きな大会であるにも関わらず、開会式の次のプログラムが「ハンドベル打ち方の基礎」という者でした。

パンフレットには下のようなイラストで、持ち方、鳴らし方、回し方、止め方などの解説が見開き2ページ載っています。

かわいいイラストなので、またどこかで使わせていただこうと思いますが、運営者、参加者の方々が新しいリンガーも仲間に加えて育てていこうという心が表れているようで、とてもうれしくなりました。


ハンドベルの打ち方イラストーホームポジション


本題のワークショップです。私が参加したのは、

① 大編成の額曲演奏 荒井弘高先生

② ベルツリー 鈴木幸子先生

③ 「(日本の)キリスト教とハンドベル」橋本るつ子先生

 

そのほかには「変拍子の額曲演奏」今田政成先生、「チェンジリンギング」加藤尚美先生、「他楽器とのアンサンブル」鷹巣誠一先生、などを希望として提出していましたが、上記の3つになりました。

 まず、大編成ということで、大きなベルが見られると思って参加しました。C3(5オク)までは普通に打っていましたが、それより下は遠目にみているばかりだったので、触って見られることを期待していました。白鴎大の先生と生徒さんたちがやってくださったワークショップです。


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並んだベルは2ベルです。前に座られた女性の上半身をほとんど隠してしまうくらいの堂々たるもので、一番重いC2?は8キロくらいあるそうです。
ソロコンサートで白鴎大が演奏されるホルストの「ジュピター」をワークショップでも演奏しました。
マレットで打ってもよかったのですが、何とか普通のリングで演奏。手首に気を使いながらやりました。


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次が鈴木先生のベルツリーの講習でした。
以前、小田部先生のベルハウスでもハンドベル連盟主催のベルツリーの講習が開かれたのですが、その時には参加できなかったので、今回選びました。

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組み方は、楽譜に出てくる音の低いものから組んでいきます。組みあがったものは、下が一番高い音、下へ行くにしたがって低い音になるということですね。
ベルのマークを同じ方向にそろえて組みます。
ベルをマレットで打つのは、どの位置でもいいそうです。

普通にリングするときはベルのマークの反対側に、プラックが当たる打点(ボディに短い縦線が入っている)がありますが、ベルツリーでは気にしなくていいとのこと。

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ベルツリー用の新譜です。
このワークショップの翌日から発売するということでした。

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下の写真のベルは、左がG1、右がC2。

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古いベルのセットも展示してありました。
どれくらい前のものなんでしょうか。

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新しく開発中の国産ベル「はない」
「プリマ」はなくなったそうですので、成功するといいですね。
すでに8年、開発継続中だそうですが、まだプラックのばねかシャフト?が硬くて、大きな音が出にくいそうです。

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tomo