さて、今日は演奏会の費用についてです。

どれくらいかかるかは、会場を調べていけばおよその見当は付いてくるものですが、では、それをどのように賄うかも考えておく必要があります。

リコーダーに限らず、大方の趣味のグループの収入源はメンバーの会費のみというところがほとんどだと思います。
グループの人数が多ければ、毎月の会費から先生への月謝をお支払いしても、その残りで余剰金が増えていくので、それを演奏会用にも積み立てておくことができます。しかし、多くのグループでは会費はそれほど残らないというのが実情ではないでしょうか。
そのときに、演奏会費用をどう用意するか、おおまかには次のような方法が考えられると思います。

1) 会費とは別に演奏会費を月々積み立てる。

2) 演奏会が近づいたとき(あるいは会場費などの支払いが必要なとき)に、一時的に演奏会費を徴収する。

3) 演奏会を有料にし、チケットノルマを決めてメンバーから徴収する(上記一時金と実質的には同じだが)。

1)の月々積み立てるのが負担としては重くないように思います。
演奏会までの期間が長ければ、例えば月千円/人を積み立てれば、1年で一人当たり1万2千円になりますから、費用のほとんどをまかなうに
足りると思います。もし足りなくても、一時金の追加徴収は多額にはならないでしょう。
演奏会に出られなくなった人への返金等の取り扱いも考えておく必要があります。

2)の方法は、どれくらいの会場を使うかが一番影響しますが、一時金として1万円とか2万円を皆が出せるなら、この方法が一番ややこしくないと思います。もしあまれば、人数割りで返金するか、通常の会費のストックに繰り入れればいいですよね。

3)の方法は、演奏会を有料にすること自体がアマチュアにとっては結構ハードルが高いと思います。
自分達の演奏がお金を払ってもらって聴かせるに足るかどうか、こちらからお金を払って聴きに来てもらうべき演奏もあるかもしれませんから (^_^;
有料にする場合にはチラシやチケットにも記載する必要があるので、これは早めに決める必要があります。
チケットを有料にするといっても、アマチュアであればせいぜい500円、千円とかになるでしょうし、
知人ではない人が当日券を買って来場してくれてもそれほどの額にならないでしょうから、費用捻出のメインにはならないでしょう

有料にしてメンバー1人当たりチケット10枚負担などノルマを課すよりは、演奏会は無料にしてチケットも無料で配布し、演奏会参加費を現金で集める方が(すなわち(2)の方法)、ノルマの精神的負担もなく、演奏会まで楽しく練習できるのではないでしょうか。

そのほか、プログラムに広告を載せてもらって広告費をもらうという手もなくはないでしょうが、楽器店などと懇意にしているとか、あるいはグループのOB、OGなどが広告を出してくれるとかいった特別な場合でないと現実的ではないですね。

いずれにせよ、どのように費用を用意するかも早めに考えるのがいいと思います


 

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