tomoさんの趣味悠々

リコーダー、ハンドベル、水彩画など
いろいろ楽しませていただいていることのおすそ分け

  ☆ 薬のこと

小学校での「くすりの教育」について

薬の適正使用協議会は322日、小学校学習指導要領案に対して「薬の教育」追加を要望するパブリックコメントを文部科学省に提出したと発表したとのこと。

小学生のうちから薬を服用することがあり、正しく使用するためにも、「医薬品の役割」として、5~6年生を対象に指導しようということらしいです。

すでに高校や中学校の学習指導要領にはくすりの教育が盛り込まれており、保健体育の授業にて医薬品について学ぶ機会を設けているそうですが、高校で扱う内容が多岐にわたり、早期からの薬の教育も重要であることから、今回のパブコメ(注)提出に至ったとのこと。

指導要領案は3年後にまとめられ、20年から施行予定だそうです。

高校で一度にたくさん学ぶより、分散して早い時期からやる方がいいということのようですが、最近は小学生にも覚せい剤が広まっているという話も聞くくらいですから、薬の怖さや副作用、もちろん有効性について自分で調べたりできるようになるといいですね。

(注)
パブリックコメント
(英: Public Comment):ウィキペディアから引用

公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとするときに、広く公に(=パブリック)に、意見・情報・改善案など(=コメント)を求める手続をいう(意見公募手続、意見提出制度)。
公的な機関が規則などを定める前に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、よりよい行政を目指すものである。通称パブコメ


tomo

国家試験合格率について

厚生労働省から今年の薬剤師国家試験の結果が発表されました。

受験者数1万3243人に対し、合格者数は9479人で,合格率は前年からマイナス5.27%の71.58%となったそうです。

うち、6年制新卒者の合格は7052人で合格率は85.06%、6年制既卒者は2295人で50.83%。

合格率の低下は既卒者の受験者が増えたことなどが影響しているとし、全体として波乱のない「穏当な結果だった」との厚生労働省の弁。

大学別合格率は、国立大が前回並みの84.38%、公立大も概ね前回並みの83.69%、私大がマイナス5.67%の70.64%だったそうです。

私大では依然として「出願していながら受験しない」学生が多くみられており、合格率を引き上げるために「出願者のうち合格が見込めない学生に受験させない」といった“合格率ロンダリング”が行われている可能性が示唆されているとのこと。


以前に国家試験について書いた記事↓
大学、専門学校の宣伝する国家試験の合格率って、うさんくさいかも (@_@;)

  

tomo

糖尿病に睡眠薬? NHK「ガッテン!」

ずいぶん長くブログを書いていませんでした。

あと3ヵ月ほどで定年退職になります。
今いる会社の再雇用もあるのですが、いま再就職のための職探しや面接を受けています。
また、娘が下宿をすることになり、その引っ越し準備もあって忙しくしています。
もうしばらく、ブログを書くのも遅くなるかもしれません。


さて、薬業界の日刊新聞の2月24日の記事です。

2月22日放送の「ガッテン!」で、不眠治療薬の「オレキシン受容体拮抗薬」が糖尿病患者の「血糖値を下げる」「発症予防になる」と放送されたことで、興味を持った患者さんが薬局や医療機関に押しかける騒動が起きているそうです。
テレビをご覧になった方もおられるかもしれませんね。

 

同剤の使用で、熟睡時に出る脳波「デルタ波」の量を増やし、結果として血糖改善効果につながることを専門医が解説されたそうです。

しかし、上記の不眠治療薬を糖尿病の適応で処方するのは当然「適応外使用」(効能に書かれていない疾患に使用すること)となるほか、番組内で「新薬だから安全性が高い」といった発言があったらしく、医師、薬剤師等の医療関係者が問題視してネット上で反論する事態になっているとのこと。

 

医師の間で、まだ効能が認められていない使い方をする「適応外使用」はそれほどまれなことではなく、その後論文などが出されて多くの医師がその使い方をするようになると、臨床試験を行って申請し、効能を追加するということはよくあります。

ただ、医薬品の効能を追加するための手続きが行われていないものを、テレビ等で広めてしまうのはいかがなものかと思います。個人的には「デルタ波うんぬん」というのはあまり信用できません。

また「新薬だから安全」というのはまったく根拠がなく、一定数の重篤な副作用が報告されているとのこと。それだけに、番組内容が「あまりにも安易。患者をよからぬ方向に誘導しかねない」「誇張が著しい」と医療関係者の不評を買っているそうです。

 

テレビを見た糖尿病患者から薬局に「NHKで紹介していた薬を飲んでみたい」との申し出もあるようで、薬剤師としては適応外使用となることもあり、「主治医に相談を」と対応したようです。

この薬のメーカーは番組内容に関与しておらず、糖尿病治療薬ではないため、医師に相談をとコメントしているとのこと。

 

食品ではテレビで「健康によい」と放送されると、スーパーからその食品が消えるという現象はよくあることだと思います。
「ガッテン!」は私も結構見たりしますが、薬は作用が強いものなので、適応外使用はあまり安易に考えない方がいいですね。

(tomo)

インフルエンザ予防接種の値段など

インフルエンザの予防接種の季節がやってきました。

私の会社も、また妻の仕事先も医療関係の会社のためか、最近はインフルエンザの予防接種は会社で実施してくれます。
娘1人だけが地元の病院で接種を受けなければなりません。

インフルエンザ予防接種の料金が、医療機関によって異なることはご存知かと思います。
自宅の近隣でも以前の話ですが、2,000円のところと4,000円のところがあり、倍も違うなんて、と思ったことがあります。
予防接種は、あくまでも予防であるため保険診療では費用が出されず、各医療機関が個別に料金を設定するためです。

これまでインフルエンザワクチンは、A型用2種類とB型用1種類とを混合した3種混合ワクチンでしたが、今年はA型、B型ともに2種類の4種混合ワクチンになりました。このため、接種料金も値上げされるところが多くなるようです。

ある会社が全国の1,552施設での金額を調査したところ、2016~2017年シーズンの成人1回目の接種金額の平均は、全国で3,346円だそうです。
昨年と比べると142円プラスとのこと。東京3,440円、大阪3,162円とのこと。
ただ、最も多かったのは3,000円で、全体的にはこの3,000円前後と4,000円前後に山があるとのこと。
私の近隣では4,000円のところが多かったような。

予防接種の効果については、「予防接種したのにかかっちゃって効果がないじゃないか」と思ってしまいがちかもしれませんが、
 インフルエンザにかからない効果(発症予防)だけではなく、
 かかっても症状が重くならない効果(重症化予防)、
 流行を抑える効果
も含めて考えたいところ。

例えば2人に1人しか発症を予防する効果がない場合でも、2分の1に感染ルートを減らせることになるので、感染のスピードを抑えて少なくとも爆発的な流行(パンデミックと呼ばれる)を抑えることができるなど、家族や友人を守るための予防接種という考え方もできるといいのですが。


tomo

6割の患者さんが飲み忘れ経験

2種類以上の医療用医薬品が半年以上継続して処方されている患者を対象に、インターネットで3日間のアンケートを実施し、310人から回答が得られ、以下のようなことが分かったとのこと。

 

飲み忘れを経験した6割の人の内訳は、

  ・たまに忘れる   177人(57.1%)

  ・よく忘れる      11人( 3.5%)

  ・ほとんど忘れる    3人( 1.0%)

  

忘れた原因は、

  ・ 外出時に薬を持っていくのを忘れる   75人(41.4%)

  ・ 薬を使用するタイミングと自分の生活リズムが合わない
                            75人(39.3%)
と続いた。

  

この結果から、まず、処方の際に患者の生活スタイルを念頭に置き、患者が無理なく薬を使用できるように負担を減らすことが有効と分析されたそうです。

 

一方、「飲み忘れがない」と答えた119人に防止策を聞き取ると
  ・ 特に工夫していない   57人(47.9%)
  ・ 薬の置き場所を工夫している
  ・ かかりつけ医や薬局に相談して、薬を一包化するなどしてまとめているとの回答が目立ったそうです。

 

最近は、1日に1回だけ飲めばいい薬も多くなり、こういう薬では朝か夜に1回飲めばいいので外出時に持っていく必要がないため、飲み忘れも少なくなったなと私も感じます。

医師に薬を処方してもらうときに、飲む回数のできるだけ少ない薬を選んでもらうようお願いするとか、薬局で分包機で1回ごとにまとめて包装してもらうなど、そういう工夫をするのもいいことだと思います。

 

tomo

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