グレートバスを吹くようになった当初は、ヘ音記号を読んで、それをテナー指(ソプラノ指、C管の運指)でやるのって大変だろうなと思っていましたが、最近はだいぶ慣れてきました。
譜面がヘ音ではなくト音記号で書いてあればずいぶん楽ですが、ヘ音で書いてあっても何とか事なきを得ています(^_^;

もう15年くらい前にバスを吹き始めた頃、ト音記号とヘ音記号を読み間違えて3度低い音をよく出してしまいました
(例えばヘ音記号のソの位置はト音記号のミの位置なので、ミを吹いてしまう)が、グレートバスでも初めはそれに近い思いをしました。

昔、合唱を長くやっていて、そこでは移動ド読みというので、「調号の最後の
記号の位置をファと読む」、また「最後のシャープの位置をシと読む」 ことをしていました。これだと臨時記号以外はハ長調と同じ感覚で音取りができるので、初見にはとても重宝していたのです。

「リコーダーのテクニック」 というよく知られた本で、確か一番早く曲想を捉えるには移動ドで読めばいいということが書いてあり、ふむふむと納得していたのですが、五線より上のアルトで言えば上一線のラから一番上のオクターブあたりを読むときに、ソプラノリコーダーがあまり好きでなくてもともと高い音域の譜を読みなれていないところへ、この移動ドの影響で読みを間違えて、指との連動ができないことをしばしば経験しています。

リコーダー曲に多いヘ長調(
ひとつ)で、例えばラソファミと読むべきところをミレドシと声に出して読んで、まわりから、わからない!と言われたり・・・

移動ド読み。歌を歌うにはとてもいい方法なんですけど、他の楽器をやるときにちょっとややこしくなったりします。(^_^;
合唱をやられている方はたくさんおられると思いますが、同じようなことを感じられた方はおられませんか?



  

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