本当に久々に、昔(30年近く前)ビリヤードに通っていた店に行ってみました。

もちろんそのときには知った顔は誰もいませんでしたが、常連さんから新しいゲームをやってみないかと誘われました。

そのゲームというのは、「FUJIYAMA」(ふじやま)という日本で考えられた新しいものでした。このゲーム、ご存じでしょうか。

あとで、ルールブックを読んでいて知ったのですが、そのゲームが20年近く前にその店の常連さんによって考えだされ、その後、プロも20人くらい参加してオープン戦が開かれるまでになったそうです。

 

このゲームは、2人のプレーヤーはそれぞれローボール(1~8番)とハイボール(9~15番)を自分の持ち球として、自分の持ち球を先にすべて落とした方が勝ちという、8ボールゲームに似た勝敗のものです。
ただ、最後に8ボールは落とさず、自分の持ち球を落とし終えたところで終了というのが8ボールと少し違います。

 

ただ、図のように、ボールの並べ方が特殊で、最初の自分の持ち球の配置とは反対側の2つのポケットのみが有効なポケットとなること、8ボールを「パスボール」と呼んで、ショットの「つなぎ」として使う点など、新しいルールもたくさんあります。


fujiyama-01


 

8ボールをどう使うか、下図のように、持ち球を反対側のポケットにシュートしやすい位置にどう運ぶか(いわばシュートの準備)、


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またその準備と実際の持ち球のシュートの次期や使い分けなど、相手の持ち球をシュートしにくくする防御との兼ね合いなど、いろいろな戦略の取り方も面白さの一つということのようです。

もし、どんなゲームかなと思われたら、「FUJIYAMA」と「ビリヤード」で検索してみてください。

最近練習のときに私が撞くゲームとしては、ローテーション、14-1ラック、ボーラードなどが多く、また、もちろん他の人と撞くときにはナインボール(セットマッチやJPAルール)が一番多いのですが、高田馬場山水ビリヤードに行ったときには、FUJIYAMAも撞く機会が増えるのかもしれません。


 

tomo