先日、バロックダンスが放送大学で教えていただけるとご紹介しましたが、今回は、バレエのお話です。
バロックダンスが発展して、現在のバレエと社交ダンスになったというのをどこかでお読みになるかお聞きになった方も多いと思います。
社交ダンスは、日本映画の「シャルウイダンス」や、これをリメイクしたアメリカ版の映画「Shall we Dance」などを見たことがあり、どういったものかはなんとなく知っていましたが、バレエはやはり敷居が高くて、これまであまり本を読んだり映像を見ることもありませんでした。
高校生くらいのころに、NHKなどでやっている解説付きのボリショイとかのクラシックバレエを何度か見たことがあるくらいでしょうか。
こないだの日曜日に放送大学での面接授業(スクーリング)で、下記の授業テーマの4回目までを受講しました。
講師は、この本やバレエ関連の本をたくさん書いておられる渡辺先生です。
★ バレエはイタリアで生まれ、フランスで発展、ロシアで開花した芸術だということ。
★ ルイ14世(太陽王)の話や、その太陽王が1661年に王立舞踊アカデミー(パリ・オペラ座バレエの起源)を設立して、バレエを体系化したとのこと。
面白い話としては、バレエの日常的なレッスン風景が「エチュード」という作品にまとめられ、約40分の映像になっているものを見せて頂きました。
舞台でバーにつかまったバレリーナたちの足だけがライトアップされ、真っ暗な中に足が踊り、その後センターでのレッスンに移っていきます。 音楽はチェルニーが作っており、26曲。
次の授業では、後半の4つを受講します。
以下、放送大学のシラバスに書かれている内容を転載しました。
【授業内容】
バレエは、ルネッサンス時代のイタリアで生まれ、フランスで発展し、ロシアで開花した舞台芸術です。その歴史は既に400年。バレエはいかにして生まれ、世界に広まったのでしょうか。授業では、名門バレエ団の現在、バレエ史を彩った名作、舞踊手、振付家など様々な観点からバレエ芸術の魅力を探っていきます。パリに居を構え、長年にわたって現地で取材したパリ・オペラ座バレエやバレエ・リュス関連企画などのエピソードや各種映像を交えてお話しします。
【授業テーマ】
第1回 イントロダクション:世界のバレエの現在
第2回 フランス・バレエの伝統と革新:パリ・オペラ座バレエ
第3回 ロシア・バレエの栄光:ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ
第4回 チャイコフスキー三大バレエ
(『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』)の魅力
第5回 珠玉の古典バレエを楽しむ:『ジゼル』『ドン・キホーテ』を中心に
第6回 バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の魅惑
第7回 バレエの美神たちの肖像:パヴロワ、ニジンスキー、ヌレエフ、
ギエムなど世紀のスター列伝
第8回 20世紀バレエの巨匠たち:バランシン、ベジャール、プティ、
クランコ、マクミラン、ノイマイヤーなど名振付家列伝
参考図書
・ 魅惑のバレエの世界-入門編-(渡辺真弓/青林堂/¥1,836/ISBN=9784792605339)
・ バレエの鑑賞入門(監修:渡辺真弓 写真:瀬戸秀美/世界文化社/¥1,944/ISBN=4418062521)
・ 名作バレエ50鑑賞入門(文・監修:渡辺真弓 写真:瀬戸秀美/世界文化社/1,944/ISBN=9784418122165)
(tomo)