tomoさんの趣味悠々

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医薬品

康食品って効くの? (3)

トクホ、栄養機能食品、機能性表示食品は効くのか、ということを書きかけていましたが、12月初めに仕事で行ったある講習会で、ちょうど健康食品についての説明もありましたので、トピックスとして概略を書いてみました。

 

この表は、厚生労働省が製薬企業向けに行った講習会において、厚生労働省の監視指導・麻薬対策課という部署が説明に使ったスライド資料です。(赤枠は筆者が加筆。クリックすれば拡大できます)

無許可医薬品等発見数


無許可医薬品として違反が発見された医薬品等のうち、半数以上が健康食品関係のものです。薬機法の違反事例は、医薬品よりも健康食品の方が多いのです。

 

違反の内容では、健康食品にもかかわらず薬効を標ぼうして売られていたものがほとんどです。

残りの少しの例では、食品に入っていてはいけない医薬品成分(医薬品専用の成分)が健康食品に含まれていたというものです。

 

 

例えば「いわゆる健康食品」で、インターネット上の個人輸入サイト等で販売されていたものを購入して試験したところ、医薬品の成分が検出されたというものについて、以下のように説明されています。

通販製品買い上げ調査


シブトラミンというのは、外国では肥満治療薬として販売されています。日本では以前、製薬会社から医薬品製造販売承認が申請されましたが、承認されませんでした。

この成分は中枢神経系に作用することと、高血圧等の循環器系に関連する有害事象が発現する可能性があること安易な服用および過量投与は避けるべきとされています。

 

こういった成分が食品に添加されて健康食品として売られていたのです。

医薬品成分ですから効果があるのが普通で、これを添加することにより他の健康食品よりも効果をアピールして売ろうとしたのでしょう。

こういうことを知らずに使っていて健康被害にあった例もよく聞きますので、気を付けたいですね。

(tomo)

6割の患者さんが飲み忘れ経験

2種類以上の医療用医薬品が半年以上継続して処方されている患者を対象に、インターネットで3日間のアンケートを実施し、310人から回答が得られ、以下のようなことが分かったとのこと。

 

飲み忘れを経験した6割の人の内訳は、

  ・たまに忘れる   177人(57.1%)

  ・よく忘れる      11人( 3.5%)

  ・ほとんど忘れる    3人( 1.0%)

  

忘れた原因は、

  ・ 外出時に薬を持っていくのを忘れる   75人(41.4%)

  ・ 薬を使用するタイミングと自分の生活リズムが合わない
                            75人(39.3%)
と続いた。

  

この結果から、まず、処方の際に患者の生活スタイルを念頭に置き、患者が無理なく薬を使用できるように負担を減らすことが有効と分析されたそうです。

 

一方、「飲み忘れがない」と答えた119人に防止策を聞き取ると
  ・ 特に工夫していない   57人(47.9%)
  ・ 薬の置き場所を工夫している
  ・ かかりつけ医や薬局に相談して、薬を一包化するなどしてまとめているとの回答が目立ったそうです。

 

最近は、1日に1回だけ飲めばいい薬も多くなり、こういう薬では朝か夜に1回飲めばいいので外出時に持っていく必要がないため、飲み忘れも少なくなったなと私も感じます。

医師に薬を処方してもらうときに、飲む回数のできるだけ少ない薬を選んでもらうようお願いするとか、薬局で分包機で1回ごとにまとめて包装してもらうなど、そういう工夫をするのもいいことだと思います。

 

tomo

「トンデモ医療」の情報に現場が苦慮

7月末の薬業界の新聞に、上記タイトルのような記事が載りました。


ネット情報を信じる患者さんが、根拠が怪しい健康食品や食材の情報を信じ、薬を服用しないような事例もあり、なぜ薬を飲む必要があるのか、そこまでさかのぼって話す必要が出てきているとのこと。


一方で、がんの治療法をネットで調べようとした業界関係者が、大手検索サイトでがんの名称を入力しても、画面いっぱいに出てきたのは免疫療法(治療法としてまだ確立しておらず高額)や健康食品の広告ばかりで、科学的根拠があり、多くの医療者が認める素人でもわかり、広告ではない情報はネットでは探しにくいとのこと。


健康食品などは、それ自体、身体に悪影響を及ぼすものではないとしても、それを飲む(食べる)だけで医薬品は必要ないと独断して、ちゃんとした治療を受けないなど、患者さんが非常に危険な状況に陥る可能性があることが心配です。


私も以前、ネットで検索して、学会で作成された治療法のガイドライン(学会が認めた標準的診断法、治療法などが規定されており、一般的な病院ではこれに沿って治療等が行われることが多い)を見つけて読んだり、その疾患に関するQ&Aを掲載した医師のサイトなどを読み、大変有用な情報を得ました。

ただ、上記の記事では、こういった情報をネットで探すには、ある程度の医療知識が必要であり、一般的な患者さんには難しいと書いてありました。


このような背景から、薬剤師から患者さんに対して、インターネット上の医薬品や治療法の「調べ方」を提供する取組みが始まっているそうです。
また、病院によっては、患者が調べた情報が信用できるか相談できる窓口を設置したところもあるとか。


ある病気がどのような症状があって、どういう風に診断して、どういうように治療するのが標準的なのかなどの情報を得る一つの方法として「○○○がん治療ガイドライン」とか、「○○○病ガイドライン」とかいう名称の文書を読むことが挙げられます。

関連学会としての標準的な治療法などが定められており、疾患名「○○○」と「ガイドライン」という2つのキーワードで検索することで、ネット上でもたくさんのガイドラインが比較的簡単に見つけられます。

ネット上で見つけたガイドラインについて、ちゃんとした学会が作成したものかどうか(例えば乳癌であれば日本乳癌学会や日本癌治療学会など)、それが最新のガイドラインか(同名でも数年おきに改訂されていたりするので、その時点で一番新しいか)を確認されて利用されればと思います。


 

(tomo)

「危ない薬」の空騒ぎ

tomoは、製薬企業に勤める薬剤師です。医薬品の業界紙などを日々読んでいるので、薬や健康関係で気になることについて、ときどき書いていこうと思っています。


今日は、このところ週刊誌で話題になっている 「危ない薬」についてのお話です。

週刊現代の6月以降の10号連続で「飲み続けてはいけない薬」とか「断った方がよい薬」といったタイトルで、副作用を強調した記事が掲載されていることについて、薬業界の中心的新聞である「日刊薬業」紙の815日号において、「空騒ぎ」と日本医師会も苦言を呈しているという記事が掲載されました。


週刊現代の記事で取り上げられている薬剤は、降圧剤や糖尿病治療薬、高コレステロール血症治療薬など生活習慣病領域のものから、抗菌薬、高認知症薬、解熱鎮痛薬など様々なものとのこと。

「○○○という薬剤には××という副作用があり、△△という事例が報告されている」といった、医薬品では当たり前の副作用だけを強調した記事が多く、厚生労働省の薬系技官も「全て既知(すでに知られているという意味)の情報で新しい話は何もない。医師は当然知っていて、そうした情報をかみ砕いて患者に情報提供しているのが当たり前の内容ばかり」と語っているとのこと。

例えば「過剰投薬はいけません」という指摘があるがそもそも当たり前のこと。

つまり、1つ1つの記事の内容には正しい点も多いが、既知の話を、あたかも隠されていた“新事実”のように書き連ね患者の不安をあおっている、また、まれな事例を強調したものが多い、との指摘もあるらしいですね。

患者さんは自分が使っている薬が「危ない」と言われれば不安になって当たり前でしょうが、雑誌を売らんがために不安をあおるというのはどうでしょうか?

生活習慣病領域の薬などでは、その薬によってひどいことが起こらないよう予防しているというものも多いため、大した症状がないからやめてもいいだろうと、患者さんが独断で薬を止めてしまうと非常に危険なことが起こりかねません。

日本医師会では、関係学会が学問的なコメントを出すかどうかを検討している状況があると話しているとのこと。

患者さんは、自分の薬に不安を感じたら、医師や薬剤師にそのことを訊ねてみられればと思います。

いま、「かかりつけ医」や「かかりつけ薬剤師」としての機能を推し進めようとする動きが活発で、患者さんからの相談には真摯に対応してくれる方向に向かいつつあります。

すぐに相談するのはしきいが高いようなら、調剤薬局で購入する薬(医療用医薬品)やドラッグストアなどで購入できる薬(一般用医薬品)の添付文書(効能・効果や用法・用量、副作用や使用上の注意が書かれた文書)を見ることができるサイトがありますので、ご紹介しておきます。

医薬品医療機器総合機構(PMDA)という機関で、厚生労働省からの委託を受けて、新薬の審査や副作用の調査、副作用被害の救済などを行っているところのホームページです。
成分名や商品名などで検索できます。


週刊誌などを読まれて不安に思われたら、それらの添付文書をご覧になるのも、情報を得る一手段かと思います。
週刊誌で書かれているような内容が既に記載され、医師、薬剤師がそれを理解したうえで処方されているということがおわかりになるのではないでしょうか。

ただ、添付文書、特に医療用医薬品の添付文書は医師・薬剤師向けで、専門用語などが使われている場合も多いため、言葉の意味が分からなければ、勝手に判断されずに、記載内容について医師・薬剤師にお訊ねになった方がいいですね。



<添付文書で薬の情報を調べる方法>
  成分名や商品名などで検索できます。


 (1ドラッグストアで買える薬
      (一般用医薬品 or 大衆薬(OTC)といいます)

      https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/otcSearch/

       このページで、ドラッグストアで買える薬に入っている添付文書を見ることができます。

 (2病院で処方箋を出してもらって調剤薬局で買う薬
      (医療用医薬品処方箋薬といいます
      https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/

       このページで、処方箋により購入する医薬品の添付文書を見ることができます。


 

(tomo)
 

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