薬の適正使用協議会は322日、小学校学習指導要領案に対して「薬の教育」追加を要望するパブリックコメントを文部科学省に提出したと発表したとのこと。

小学生のうちから薬を服用することがあり、正しく使用するためにも、「医薬品の役割」として、5~6年生を対象に指導しようということらしいです。

すでに高校や中学校の学習指導要領にはくすりの教育が盛り込まれており、保健体育の授業にて医薬品について学ぶ機会を設けているそうですが、高校で扱う内容が多岐にわたり、早期からの薬の教育も重要であることから、今回のパブコメ(注)提出に至ったとのこと。

指導要領案は3年後にまとめられ、20年から施行予定だそうです。

高校で一度にたくさん学ぶより、分散して早い時期からやる方がいいということのようですが、最近は小学生にも覚せい剤が広まっているという話も聞くくらいですから、薬の怖さや副作用、もちろん有効性について自分で調べたりできるようになるといいですね。

(注)
パブリックコメント
(英: Public Comment):ウィキペディアから引用

公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとするときに、広く公に(=パブリック)に、意見・情報・改善案など(=コメント)を求める手続をいう(意見公募手続、意見提出制度)。
公的な機関が規則などを定める前に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、よりよい行政を目指すものである。通称パブコメ


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