6 in hand(シックス・イン・ハンド)
先日、ハンドベル教室で、シックス・イン・ハンドというのを教えていただきました。
フォー・イン・ハンドならよく聞いたことがありましたが、男性であることもあって高音域を担当することが多くはなく、フォー・イン・ハンドでの演奏経験はありませんでした。
それで、シックス・イン・ハンドを教えていただくついでに、シェリーやフォー・イン・ハンドについても教えていただきました。
組み方などについて、画像も含めまとめておきたいと思います。握るところまで撮れませんでした。すみません。
シックス・イン・ハンド
この奏法は、高音域の音を同時に演奏したいとき、とくに1オクターブ違う音を同時に演奏したいときに多く用います(たとえばC6とC7など)。
大きいベルの方を先に普通に握り、小さい方のベルの上に90度の角度で重ねて、人差し指と中指の間に小さいベルを握ります。左手の場合は下の画像と反対向きになります。大きい方が上なのは左右同じ。
2つのベルをリングするのは、正面に向けて手を振ると両方のベルが同時に鳴ります。音を止めるときには、2つのベルを同時に胸から肩につけます。
シェリーの組み方
★ 次は、フォー・イン・ハンドの組み方です。
この奏法は、担当するベル数が多いときなどで、片手に持った2つのベルを別々に鳴らしたいときの握り方です。
一つ目のベルは普通に持ち、同じ手で2つ目のベルをクラッパーが90度になるように4分の1回転させて持ちます。普通は内側方向に回転させます。右手に持つときは左側に回転(下の動画)、左手に持つときは右側に回転。
小さい方(下側の)のベルは、人差し指と中指の間に挟みます。これはシェリーと同じです。
鳴らし方は、普通は、大きい方のベル(親指側のベル)は、親指から小指方向に手首を振って鳴らします。小さい方のベルは手のひらを前に向けて前の方に振ります。リンガーの振りやすい手の向きに応じて、振る方向を変えても構いません。
フォー・イン・ハンドの組み方
★ 最後に、シックス・イン・ハンドの組み方です。
この奏法は、担当するベル数が多いときなどで、片手に3つずつベルを持って鳴らしたいときの組み方です。
組み方の前に、楽譜でシックス・イン・ハンドを使ってほしいときには、下図のように扇の形に記載するようです。2つありますが、それぞれ左手、右手の書き方です。
この奏法は、担当するベル数が多いときなどで、片手に3つずつベルを持って鳴らしたいときの組み方です。
組み方の前に、楽譜でシックス・イン・ハンドを使ってほしいときには、下図のように扇の形に記載するようです。2つありますが、それぞれ左手、右手の書き方です。
親指側に持つベル(通常は最も大きいベルのことが多い)のハンドルに他の2つのベルを通して固定して使います。
まず、親指側のベルのハンドルに右側のベルのハンドルを90度倒して通してから元に戻します。この2つのベルは同じ方向を向き、シェリーと同じ組み方になります。
この2つのハンドルの中に、中央のベルを90度内側へ(右手用のとき」は左へ90度、左手用に組むときは右へ90度)回転させて通します。
握り方は、人差し指と中指の間に中央のベルを挟み、その中央のベルといちばん外側のベルの間に中指と薬指2本を挟んで握ります。
中央と外側のベルの間には2本の指を挟まないと、中央と外側のベルが近づきすぎてぶつかり合ってしまうことがあるためです。
シックス・イン・ハンドの組み方
鳴らし方は、親指側に持ったベルは手首を内側にスナップをきかせて鳴らすような感じ。中央のベルは親指から小指方向に縦に手首を振って鳴らす。外側のベルは、手首を外側にスナップをきかせて鳴らすような感じでしょうか。
中央のいちばん小さいベルをしっかり鳴らすのが結構大変でした。スナップを十分きかせないといけないようです。
左右の組み方と鳴らし方を先生に見せていただきました。
6つの音を使った曲、きらきら星です。
シックス・イン・ハンドの組み方 と きらきら星
シックス・イン・ハンドはめったにやることはないと思いますが、他の2つシェリーはオクターブがよく出てくる大きな編成の曲で、フォー・イン・ハンドは少人数のアンサンブルで、比較的よく用いられますので、少しずつでも練習していけるといいですね。
(tomo)